冬山
上ノ廊下横断25/26 【後編】

Day4:12月30日 風雪 湿雪の降る黒部の谷底は、漆黒に覆われていた。晴天の稜線ならば、すでに東の空に赤みが差している時間だろう。ヘッドランプの明かりだけでは少し心許ないので、空が白みだすのを待ってから出発する。 中 […]

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冬山
上ノ廊下横断25/26 【前編】

積雪期の北アルプスの核心部を東西に貫く、「黒部横断」という縦走形態がある。後立山連峰と立山連峰の2つの3000m級の稜線を越えて、信濃大町から富山へと抜けるそれは、豪雪地帯における厳しい気象環境と地理的な隔絶性により、敗 […]

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クライミング
讃岐の岩場 紅ノ峰・大屋冨

香川県の風景といえば、ため池の点在する平野に、おにぎりのような端正な形の山が聳えているのが印象的だ。讃岐富士と呼ばれる飯野山は、不自然なほどにこんもりと盛り上がり、かたや屋島の一直線な稜線には目を疑う。そんな個性的な香川 […]

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クライミング
徳島 日和佐の岩場

コロナ禍の頃は、よく森の調査の仕事をしていた。梅雨の最中、剣山の南側の名もなき山でテント泊をして、日中は早い時間から雨が降り出してきてしまうものだから、日の出とともに業務を開始して、雨から逃げるようにテントに駆け込む。「 […]

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クライミング
高知 大堂海岸

高松市をベースに、毎日ヤブを掻き分け、普段生活している地域とは違う植生の森の中で、小さな発見の連続の日々が続いている。せっかく四国に来たので、満喫しようと意気込み、まずは高知の大堂海岸でクラッククライミングをすることを目 […]

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沢登り
会越 裸山スラブ

福島県只見町と新潟県魚沼市を結ぶ六十里越。日本有数の豪雪地帯に位置し、その険しさから六里(24km)が六十里にも感じられることが由来となったという説がある。裸山はその新潟県側、豪雪に磨かれたスラブで樹木の生育を阻む、山肌 […]

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沢登り
会越 御前ヶ遊窟

快晴の新潟平野から電車に揺られつつ、阿賀野川に沿って山あいに分け入ると、周囲は徐々に濃い霧に覆われ始めた。思えばここを通るたび、霧の中の気がする。しかし、案ずることはない。川霧が立ち込めるのは、寒暖差の大きくなる秋の風物 […]

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ガイド記録
天狗山ダイレクト ガイド

言わずと知れた日本のフリークライミングのメッカ、「小川山」への道中、レタス畑の向こう側に顕著な三角形の男山と、岩壁を従えた重厚な山、天狗山が目を惹きます。今回は、天狗山に突き抜けるマルチピッチルートの「天狗山ダイレクト」 […]

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ガイド記録
飯豊連峰縦走 ガイド

10月の連休は飯豊連峰へ。 福島・山形・新潟の三県にまたがる巨大な連峰を3泊4日で踏破する計画を立てました。 1日目 会津若松で前泊し、在来線で野沢駅まで向かい、そこからタクシーで弥平四郎登山口へ向かいました。 最も歴史 […]

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沢登り
苗場山 釜川右俣

苗場山の北麓に位置する釜川は、下流部の「田代の七ツ釜」で知られるように、幾つもの「釜」=「滝壺」を湛えながら清津川に合流し、信濃川へ流れ下る。5年ほど前に、釜川ヤド沢を日帰りで遡行したことがあったが、イワナを釣りつつ、稜 […]

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